医療法人社団 大樹

歯並びを綺麗にしたい方

他人の歯並びって、結構気になりますよね。同時に、相手からすればあなたの歯並びも気になっているはず。
では、なぜ歯並びは気になるのでしょうか。

見た目が悪くて口をあけて笑えないから?
笑顔に自信が持てないから?
うまく噛めないから?
言葉が聞き取りにくいと言われるから?

理由はそれぞれでしょう。

「歯並びが悪いと出世しない」というジンクスも聞きますから、それも気になる一因かもしれません。

なんで矯正治療をしたいの?

そんな歯並びを治したいと考える人には、大きく分けて2通りの理由があります。

ひとつは、見た目を変えたいという審美的な理由。もうひとつは、きちんと物を噛んだり、正しい発音を得たいなどの機能的な理由です。

この二つの理由を良く見てみると、どちらも大切な動機であると同時に、互いに関係しあっていることが分かります。矯正をすれば、見た目もきれいになるし、健康にもよい、と両方の目的を改善することにつながります。

とはいえ、矯正は痛そう・長期間・お金がかかる。そう思って遠ざけていませんか?

自分はどうしたいのか、そのためにはどうしたらいいのか。もう一度考えてみましょう。まずは、矯正ってどんなものなのか、どんなふうにするのか勉強してみましょう。

矯正治療をした方が良い人とは?

最近は、大人になってから歯列矯正を考える人が多くなってきています。その多くは、出っ歯、受け口、八重歯といった小さい頃からのコンプレックスが歯列矯正治療への決断をした場合が多いようです。

また、歯列矯正治療というのは、外見の審美的な変化が大きな目的で利点のようですが、実際には、もっと重要なことがあります。それが「噛み合わせの改善」です。

不正咬合を放置し、噛み合わせを悪い状態にしておくと、頭痛、肩こり、腰痛、膝痛等全身の様々な部分に影響が出てくると言われています。

矯正治療をするメリットって何?

矯正歯科によってきれいな歯並びを取り戻すと、以下のようなメリットがあります。

食べ物を良く噛めるようになり、消化も良くなる
呼吸や発音がしやすくなる
虫歯や口臭を予防する

顔立ち(スマイルライン)が変化して、笑顔に自信を取り戻すことができる初対面の人同士の印象の5割以上は見た目で決まると言われています。美しい笑顔には綺麗な歯並びは欠かせないものです。欧米では、子供が生まれたらまず歯列矯正のために積み立て貯金をするといわれています。それだけ歯並びに対する強い意識があるようです。美しい歯並びは知性と教養の証と考えられているからです。欧米の真似をする必要はありませんが、少なくとも海外に旅行、赴任する予定がある人などにとっては大きなプラスとなってくるかもしれません。

内面に関しては、噛み合わせが歯列矯正によって改善されるため、より健康になれるというメリットもあります。食べ物を上手く咀嚼できると、胃腸への負担も減るし、固い物もしっかり食べられるようになります。きちんと噛みしめられる事は、スポーツや勉強にも良い影響がある事もいくつもの実験などで立証されています。

悪い噛み合わせは全身にも悪い影響を与えるので、その改善にも歯列矯正が役立ちます。歯列矯正によってコンプレックスが解消され、様々な場面で良い結果を得ることもできそうです。歯列矯正治療をすると、今までいつも口元を気にしていた生活と決別できます。口元を気にすることなく笑うことができる。前向きな自分に変わりたいという方には、歯列矯正治療は大変お勧めです。

矯正が必要な場合の歯並びとは?

以下に、矯正治療が必要な代表的な歯並びを示します。自分の歯並びがどのような不正咬合であるか比べてみて下さい。

▼上顎前突(出っ歯)

上の前歯が前に向って突出して、噛み合わせが十分にできていない状態。
口が閉じにくかったり、歯茎が見えてしまうことが多く、機能的だけでなく見た目にも良くありません。また、歯茎が出やすくなるため、乾燥して歯周病になりやすい。

上顎前突

▼下顎前突(受け口)

上顎前突(出っ歯)とは逆のケースで下の前歯が上の歯より前に出ている状態です。上下の前歯が上手く噛み合いません。原因として、下顎全体が前に出ていたり、大きいケースが多いようです。

下顎前突

▼開咬

前歯が全く噛み合わせの機能をなしていない状態です。口を閉じた状態でも、奥歯はしっかり噛み合わさっていても、前の歯は隙間ができてしまいます。この場合、前歯で噛みきれない等の問題が発生します。主な原因は幼少時の指しゃぶりの癖等があげられます。

開咬

▼過蓋咬合

噛み合わせが深い状態です。
上顎と下顎を噛み合わせたときに上の歯が前に出て下顎の前歯が見えず、下顎の運動がスムーズに行われず顎関節症になりやすい傾向があります。

過蓋咬合

▼叢生(乱食い)

歯の並びが悪い状態です。
重なって生えていたり、ねじれていたりします。十分なブラッシングがし難いためプラークが溜まりやすく、虫歯・歯周病になりやすい状態です。

叢生

▼離開

歯と歯の間があいている状態です。
隣の歯の生えるスペースがなくなり、更に噛み合わせが悪くなります。また、咬合低位症候群という症状も引き起こすことがあります。噛み合わせによる症状とはわからず、いろいろな病院へ通ってしまうケースもあるようです。

離開

▼矯正しないままで発生する弊害は?

歯並びを悪いままにしておくと、頭痛、肩こり、腰痛、膝痛など全身のいろいろなところに影響があると言われています。
一方、歯並びが良くなると、今までは歯ブラシが届かなかったところまで、歯磨きができるようになり、むし歯や歯周病の予防が容易になります。
また、かみ合わせが良くなると、食べ物をよく噛んで食べるようになり、消化や吸収を助け、内面からも健康になります。

歯科矯正治療の流れ

1.カウンセリング

歯科医師が患者さんの悩みや心配事、希望などをヒアリングし、口の中をしっかり診査します。その後歯科医師より、現在の症状の説明・矯正歯科の流れや仕組み・治療期間・費用について等のプランの説明があります。矯正歯科は長期間かかる治療です。気になることは遠慮なく当院までご相談ください。

2.精密検査

レントゲンや精密検査を行い、歯並びや顎の状態をさらに詳しく調査します。
顎と頭部のレントゲン写真を撮影し、クリニックによっては、口腔写真、顔写真の撮影、歯型の採取等といったことまで行います。

3.精密検査の結果説明

2の精密検査の数週間後、検査の結果を元にして、今後の矯正治療方針や期間のプランの説明を歯科医師から受けます。矯正歯科は長期間にわたる治療ですので、本人のやる気や、その歯科医師との相性の見極めも大事な要素です。
ドクターの説明により、治療内容や方針を受け入れる準備ができたら、次回からいよいよ治療に入ります。

4.治療(1年〜2.5年)

いよいよ矯正装置を装着し、歯を動かします。装置を装着後は通常月に1回程度通院し、経過状況の確認や装置の調整などを行います。また、治療期間中は歯のブラッシング方法も歯科医師から指導され、入念に口の中のケアをするように心がけます。なお、治療期間はあくまで目安です。症状によって異なります。

5.メンテナンス(1〜2年程度)

歯が正しい場所へと移動したら、矯正装置を外します。その後、移動した歯が動いてしまわないように、リテーナー(保定装置)を装着して歯を安定させることになります。この期間は2〜3ヶ月に1回程度の通院となります。

6.治療終了

メンテナンスを行い、これで治療は終了です。ただし、きれいになった歯並びを維持するために、定期的な検診をおすすめします。

歯の矯正にかかる費用の目安は?

歯列矯正で気になる事のひとつに治療費があります。

歯列矯正の費用は、保険の場合以外は、自由診療と言って、各医院ごとに自由に料金設定する事ができるようです。その料金には大きな差があり、だいたいの目安を知っておくと便利です。
国立大学の付属病院は日本全国どこでも同料金で、金属のブラケットという器具をつけて2年くらい治療すると、装置にもよりますが、大体70万円〜80万円代になります。

また矯正専門の開業医は、一概には言えませんが大きく分けて2種類の料金体系があり、基本料金プラス調整量(100万円プラス5000×n回)、治療費の総額が決まっている(120万円)などがあり、前者は治療期間の延長により料金も上がりますが、後者は治療期間と料金は関係がないそうです。

日本では歯列矯正の料金が高いと言われています。東京で表側から目立たないように治療すると100万円前後くらいになるそうです。ただ、アメリカなどの歯列矯正の治療費は、平均130万円〜150万円くらいです。ですから、実際料金を比較してみると、昔から歯列矯正の普及しているアメリカの料金と日本での料金が同じくらいかかる事などから考えると、日本での治療費は言われているほど高くはないのかもしれません。

矯正治療に必要な期間の目安

歯列矯正の治療期間に関しては、ひとりひとりの患者さんの治療方針、口の中の状態により千差万別です。通常子供の時期ですと6ヶ月〜2、3年、永久歯列で1〜3年の範囲内で治療可能です。その後メンテナンスをしながら様子をみる期間を1,2年程度みると、全体で3〜4年といったところです。期間については、患者さんの状況による個人差がありますから、歯科医から必ず事前説明がありますのでしっかりと説明を受けて下さい。