医療法人社団 大樹

入れ歯なしで食事がしたい

「歯が抜けたらもう終わり」って思っていませんか?一回歯が抜けてしまったらもう生えてくるわけではないから、差し歯にするか入れ歯にするかそのどちらかの二者択一しかないと思いがち。「もう年だし、仕方ないな」とあきらめている人もいるかもしれませんね。

ところが、もうひとつの選択肢があることをご存知でしょうか。
それがインプラントです。

インプラントとは?

インプラントとは、歯を失った際に代わりに顎(あご)の骨に埋め込む人工歯根のことです。チタン系の金属を埋め込む義歯です。かぶせる歯の部分はセラミック等でできていて歯にそっくりです。

インプラントは、外科手術によって顎の骨に埋め込みます。一度インプラントの手術をほどこすと入れ歯のようにずれないので、長期間に渡ってより良い食生活を楽しむことができます。手入れの仕方によっては、長年付き合っていける義歯となるのですね。

なお、インプラントは、生体親和性が良いとされる素材であるチタンを使います。そのため、金属アレルギーの方にもあまり影響がありません。ただ、メーカーによってその品質は大きく異なるので注意が必要です。

最近では、医学の進歩によってインプラント手術の技術も向上し、この10年で手術の成功率が95%前後にまでなりました。一般的な歯科治療よりも成功する確率は高いといえるでしょう。

インプラント治療を受けられる患者さんの数も増え、ここ数年、毎年前年比20%増の勢いで普及しつつあります。欧米ほどではありませんが、日本でもインプラントを受ける方の数は多くなっています。すでに全世界で数百万人の人がインプラントの恩恵にあずかっています。

インプラント

インプラントをした方が良い人とは?

インプラントをした方が良い人とは、歯を失ったけれどふたたび自分の歯を取り戻し、よりしっかり咬みたい、おいしく食事をしたいと思っている方が対象です。

また、入れ歯になじめない方にもお勧めです。70代、80代でも大丈夫です。すべて歯を失った場合でも、ブリッジでインプラントを固定します。

また、若い方の場合は、骨のしっかり成長した16〜18歳から受けることができます。

なお、チタンは、金属アレルギーの心配があまりないと言われますが、最近若干事例が出てきたので、その点は注意しなければなりません。

インプラントをするとどんなメリットがあるの?

今までの治療で使われてきた人工クラウンやブリッジ、取り外し式の部分入れ歯等とインプラントとの最大の違いは、「よりしっかり咬める」ことが挙げられます。

インプラントは、顎(あご)の骨にしっかり固定するので、噛む機能もアップします。食事中にはずれることはほとんどないため、食べ物の制限がなくなり、バランスの良い食事を楽しむことができるので、固いものも平気で食べられるのです。

また、従来の治療のように両隣の歯を削ってブリッジをつくるのではなく、歯の無い部分に入れることができるのがインプラントの特徴になるんです。ですから、健康な歯に負担をかけたり損傷させることなく、しっかりと固定した歯を取り戻すことができるでしょう。

お手入れは、普通の歯と同じようにより良くブラッシングすれば長持ちします。

なお、インプラントは周りの歯にほとんど影響がないので、残っている歯をきちんと残すというメリットもあります。入れ歯だと、他の歯に負担をかけることが多いので、トラブルを起す率が上昇しやすいです。それに、インプラントは外からバネ等が外から見えないので、気にせず笑うことができるのです。

インプラントって大丈夫なの?

インプラントは、外科的な手術で顎の骨にチタンの金属を埋めるので痛そうなイメージがあるかもしれませんね。でも、実際にはインプラントの手術は、しっかり計画して行えばとても安全な手術なのですよ。痛みはほとんど残りません。また、顎の骨に金属を埋めますが、術後の違和感はまったくないですし。手術を受けた人の約半数の方は、痛み止めの薬はいらないほどとおっしゃいます。痛み止めが必要な場合でも、手術の翌日には痛みがなくなるのがほとんど。親知らずの抜歯よりもずっと楽だとおっしゃる方もおられます。

インプラント手術前後の注意

手術の前と後には、細菌の感染をしっかりと予防をする必要がありますね。

手術数日前に徹底的にクリーニングします。術前術後にしっかりうがい薬で洗浄することで口の中を清潔にするのです。インプラントの手術をするには、体を休めることが重要です。特に手術の当日は十分に休むよう心がけましょう。

また、手術前後一週間はタバコは吸わないようにしてくださいね。できれば、健康のため、おいしく食事をするために禁煙をすることをお勧めします。

インプラントの治療費

東京都内の歯科医でインプラントを扱っているところの平均が一本40〜45万円と言われています。ブリッジで数本を一緒にインプラントにする場合は、症例により、設計が異なるので失った本数と費用(1本あたり)は比例するとは限りません。

インプラントの品質的な面を考えると、スイスのストローマンインプラント(Straumann)やアメリカのメーカーの最先端のインプラント技術を使うことで、安心と保証を得ることができます。

ちなみに、岐阜医療技術短期大学の中村浩二助教授が実施して日本口腔科学会で発表した「永久歯の資産価値に対する意識調査の結果」(2005年4月21日)によると、歯を治療している患者さんは、歯一本あたり35万円の価値があると考えるという結果が出たそうです。同時に歯科医師が感じる歯1本あたりの価値は約104万円だったそうです。子供の頃に永久歯が生えて以来何十年に渡って一日も休まず使うのですから、そのぐらいの価値があってもおかしくはないですね。歯は大事な財産といっても過言ではありません。

インプラントは、一度失ったその財産を再び取り戻し、あなたの今後の人生を、前向きで明るく自信にあふれたものにすることを約束してくれるでしょう。

ここで廉価な差し歯や入れ歯にしてしまうと、常に口の中に違和感があったまま一生を過ごすことになってしまいます。ずれて気になりながらご飯を食べ、モゴモゴしながら話をし続けなければなりません。
その点、インプラントは決してずれることがなく、しっかり噛むことができるので、たっぷりと食事を楽しみ、大いに笑い、人前ではっきり話すことができます。

インプラントの期間

手術により埋め込まれたインプラントは、2〜6ヶ月の治癒期間を経て、骨にしっかりと結合します。手術は基本的には一回で(場合によって2次手術有り)、後は順調にインプラントが機能しているか確認するために通院する流れになります。

また、抜歯した上でインプラントする場合、インプラントの手術前に2〜3ヶ月の期間を取って抜歯した部分の様子を見る必要があります。なので、全体で4ヶ月~半年ぐらいの時間がかかるということになりますね。

最近では、技術の進化によって、抜歯した後に治癒期間を取らずに、症例により抜歯と同時にインプラントをするケースも出てきました。これにより短期間でインプラントを埋め込むことができるようになってきています。「早くインプラントを埋め込んでほしい!」という場合は、ぜひ当院までご相談くださいね。